Vocabulary


・CSR(Corporate Social Responsibility/企業の社会的責任)

企業は利益の追求だけではなく、企業活動において環境をはじめ人権、労働などに配慮することが求められます。CSRに取組むメリットとして企業のイメージや信頼性の向上、ステークホルダーとの関係が強化されたり従業員満足度やモチベーションを向上させることが挙げられます。

 

・CSV(Creating Shared Value/共有価値の創造)

社会的課題をビジネスチャンスと捉え、社会と企業の双方(社会的価値と経済的価値の両方)の価値創出を目指ことで、自らの競争力や収益性も高めることができるという考え方。

 

・ソーシャルビジネス(social business)

社会課題をビジネスの手法で解決する事業。社会的課題を解決するとともに事業収益をあげることで経済的な持続性も確保する事業のこと。

 

・ソーシャルイノベーション(social innovation)

社会的課題の解決を行政や企業をはじめNPOや市民も参加して、技術やサービスだけでなく新しい制度や運営方法なども含めて新しい価値観や行動様式を生み出すこと。

 

・ソーシャルインパクト(social impact)

社会に与える影響のことで、ポジティブ・ネガティブの両面があります。ソーシャルインパクトを測定することで、活動や事業の目標や成果を明確にし、改善することができます。

 

・コレクティブインパクト(collective impact)

複雑な社会的課題に対して、多様な分野やセクターの組織が共通の目標や戦略に基づいて協働することです。単に連携するだけではなく、データや情報を共有し、連続的に学び合い、相互に説明責任を果たすことが重要です。複雑化する社会的課題に対して、効果的で持続的な変化をもたらすことができます。

 

・社会的インクルージョン

社会的インクルージョンとは、社会において多様性を認め合い、差別や排除をなくし、すべての人が参加できる環境を作ることです。社会的インクルージョンは、障害や性別、人種、宗教などに関係なく、人々の能力や個性を尊重し、機会や資源を公平に分配することを目指します。